精油づくりは原料生産者の方とのつながりが必要不可欠です。
原料の情報とともに「一体どんなところで作られているか?」
バックグラウンドの様子を少しだけご紹介します。
クリックで紹介が表示されます
学名 Citrus junos
高知県はゆずの生産量が日本一。東部地域を中心に、県内全域で盛んに生産が行なわれています。弊社では「高知県産ゆず」の原料にこだわり、精油を製造しています。
高知県下において、ゆず栽培の産地化をいち早く推し進めたのが北川村です。
ゆずは主にゆず玉としての出荷(青果用)や果汁をしぼること(加工用)に利用されます。弊社では、果汁を搾った後のゆず皮を仕入れ、精油の原料として利用しています。
(詳しくは 精油ができるまで をご覧ください。)
ゆずの木には他の柑橘類と違い、鋭いトゲが生えています。青果用は収穫までになるべく傷がつかぬよう、実の周辺の枝を落としたりすることが必要です。収穫は革の手袋をつけて作業をしますが、それでも貫通して怪我をすることもあるそうです。
栽培・収穫の苦労も去ることながら「桃栗3年、柿8年…ゆずの大馬鹿18年」ということわざの通り、苗を植えてから収穫するまでにも長い間手間ひまがかかる作物です。
この貴重な実りを「香り」という形に変えることで、より多くの人々に楽しんでもらうことができれば幸いです。
この取材・撮影にご協力いただいたのは…北川村 松崎さんありがとうございました!
高知県内では東部地域が栽培が盛んなゆずですが、エコロギー四万十の地元、四万十川流域でも栽培されています。
その多くが自分の家の敷地に畑をもつ、小さな農家さんたちです。
高齢化の進む地域では柚子の栽培は大変な苦労を伴います。
この取材・撮影にご協力いただいたのは…四万十町大正大奈路 芝さんありがとうございました!
学名 Zingiber officinale
ゆずと並び、高知県を代表する農産物である生姜。
四万十町窪川地区は高知県内最大のしょうが産地です。豊富な水資源と昼夜の寒暖差が大きい標高の高い窪地で育つ四万十しょうがは、栄養をたっぷり貯め込んでいることが特徴です。
しょうがの収穫は霜のおりる前の10下旬~11月上旬頃に行なわれます。しょうがの可食部は地下茎の部分のため、畑から掘り起こす作業から。機械で粗掘りしたあとに、人の手で引き抜き、茎と根の部分を切り落とします。
収穫されたしょうがは、土がついたまま一定の温度・湿度の中で貯蔵され、2ヶ月~1年ほど熟成したのちに出荷されます。
しょうがの地下茎は塊となっているため、出荷前には販売に適したサイズにカットすることと、芽の部分を落とす作業を行ないます。
芽が生えるのは新鮮な証拠ですが、こちらではひとつひとつカットをしているとのこと。
弊社ではその切れ端を買い取り、精油の原料として利用しています。
カット作業は地元の鍛冶屋さんが作った、専用の包丁を使用します。強い繊維を断ち切るため、どうしてもすぐに切れ味が悪くなり、日に何度も研がなければならないそうです。
大事な仕上げは人の手によって支えられています。
この取材・撮影にご協力いただいたのは…四万十町おしょうファームさんありがとうございました!
学名 Chamaecyparis obtusa
四万十川中流域の山間部では、「四万十ひのき」と呼ばれる良質なひのき材を産出しています。四万十ひのきは油脂分を多く含み、色つやがよく丈夫で、香り高いことが特徴です。
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