超音波印加型減圧水蒸気蒸留法は(独)科学技術振興機構の地域イノベーション創出総合支援事業「育成研究」として高知大学農学部との共同研究※を経て実用化された従来法と異なる精油抽出法です。
蒸留中に超音波を印加するという新しい方法により、上質の精油を効率的に抽出するという新技術(特許取得済)で、質と量の両立を実現した、画期的な製法です。
※ 「柚子搾汁後残滓のエココンシャスな精油抽出・処理技術の開発」 平成18~20年度 高知大学農学部 沢村正義教授(高知大学国際地域連係センター年報、PDF1.53MB)
従来から一般的に行なわれている「減圧水蒸気蒸留法」は純粋な精油が得られやすいものの、抽出効率が悪いという弱点があります。特に柚子の果皮は他の柑橘類に比べて粘性が高く、精油成分粒子が遊離しにくい性質をもっています。
その状況を改善すべく考案された方法が、この「超音波印加型減圧水蒸気蒸留法」です。
超音波を当てながら蒸留することにより、精油の抽出を妨げているペクチンや繊維類などの高分子を個々に解離させて、精油成分を取り出しやすくした抽出方法です。
従来の方法減圧水蒸気蒸留法減圧して(真空)水蒸気蒸留で精油を抽出する方法
新たな製法超音波印加型減圧水蒸気蒸留法
弊社ではこの製法を利用して抽出された精油および、それらを活用して作られた製品群を「夢音香(ゆめおとか)」ブランドとして販売展開しています。